DEAR MY TWINS

双子の妊娠・出産・育児~子どもたちが成人するまでの回想録

010_妊娠7~8カ月:次の苦労はお腹の大きさ

つわりが終わって思考力が回復してからは、妊娠中毒症のリスクが大きいことなど色々と意識するようになっていましたので、とにかく早々に入院することのないよう気を付けていました。二絨毛膜二羊膜双胎ということもあってか担当医もそれほど警戒していないようで、検診は3週間ごと、特に問題なく出産直前まで同じペースで通い続けました。リスクがなくても多胎児なら管理入院必須、という方針の先生もいらっしゃったので、担当医によって妊婦生活がかなり変わるのかもしれません。私はできるだけ長く1人自由な時間を過ごしたかったので、管理入院なしは有難かったです。

7カ月に入り、赤ちゃんの肌着などを準備し始めました。性別を判明するのはもう無理と言われてしまったので、男女1組ずつ揃えました。1人でウロウロ外出することは1カ月前に比べると減っていった分、家でのゆったり静かな時間を愛おしんでいました。整理整頓されたリビングで佇みながら、もうこの状態を数年は拝めないなーと。

やや平和な日々が徐々に遠のいていき、次の苦労はお腹の大きさでした。

私の妊婦体形への変化は著しく、妊娠が分かって早々にスボンの前ファスナーが閉めづらくなり、仕事中、自分の席にいる間はファスナー全開。妊婦らしいお腹の膨らみが目立つ前に、まず電柱のような体形になっていくので驚きました。下着や洋服のサイズを上げてもウエスト周りの形状がなじまなくなったので、観念してマタニティ用を購入したのが妊娠3カ月目。

5,6カ月頃、同じくらいの大きさの妊娠さんに出会いましたが、その方は臨月で「いつ生まれても大丈夫って言われてます」だそうで、私は頭がクラクラしました。一体どこまでお腹が大きくなるのだろうと…

8カ月目に入ると日常生活の些細なところに支障をきたし始めます。記憶が鮮明に残っているのは、蛇口のレバーが遠ざかって不便になったこと、床に物を落としても簡単には拾えないのであきらめて放置するようになったこと。そして検診時の採尿。これが一番大変、軌道が見えない。目をつぶってやるのと同じ!勘を頼りに取らなくてはいけなくなりました。

マタニティ用のボトムは、妊娠前がMだからとそのままMを選んだのが間違いで、入らなくなってLに買い替え。Lでも小さくなってきましたが、ウエストゴムを付け替えて最後まで使いました。ゴムの付け替えができそうなのを選んでおいて良かったです。

でもまあ、この頃は大きさだけだったので笑えることもあるのですが、そこへ重さや圧力が加わり始めると、もう笑うこともできなくなるのでした。