DEAR MY TWINS

双子の妊娠・出産・育児~子どもたちが成人するまでの回想録

003_妊娠3カ月:分娩予約は速攻入れないとダメ

私が妊娠した当時はどんな時代だったかというと

合計出生率が史上最低

産婦人科医不足

こんなことが話題となっていました。

産婦人科医不足は私も影響を受けたのでしょうか。4件目で分娩予約が取れました。

とにかく分娩予約は速攻入れないとダメなのですね。予約を入れに行くにも仕事を休む必要があるし、また今度とのんびり構えておりましたら、姉からの伝言を伝える形で母から連絡が。姉は同じ年、先に出産を控えていました。

姉が予約を入れている実家近くの私立病院は、数カ月先まで予約一杯だと。つまり私の予定日ではそこでは産めないかもというのです。だから里帰り出産したかったら早く地元の病院で予約入れるべしとのこと。

姉は私のことを非常に心配しているようでした。出血後も休むことなく仕事へ行き、増々ひどくなるツワリでまともに食べることもできず、それに加えて分娩予約もしていない。私は里帰りするかどうかもまだ決めていませんでしたが、なんやかんやあって、実家近くで出産することにしました。

姉と同じ病院は予約を受け入れてもらえないのであきらめ、市立病院へ向かいました。するとなんと産科がクローズされている!市立病院なのに子どもが産めないって、それ本当なの?と半信半疑で問合わせると、医師不在になり今のところ再開の目途は立っていないとのこと。

それで仕方がなく隣町の市立病院へ行くことにしました。待合で3時間が経過、吐き気と格闘しながら「もう限界よ~」という頃に診察室に呼ばれ、分娩予約の話も順調良く進み、良かったーと思った矢先に、エコーを見ていた先生が…

「あれっ、もう一人いる」

双子であることを確認したのでした。

そして私の出産と同時期に別の双子の出産が既に入っている、双子2組はキャパオーバーなのでうちでは受け入れられない、という信じがたい言葉が耳に入ってきます。

受け入れられない…

えっ?振り出しに戻った?またもや彷徨うことになったのです。